2006年11月02日

さすらいの俳人 種田山頭火

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朝は澄みきっておだやかな流れひとすじ

by 種田山頭火(たねだ さんとうか)


種田山頭火は山口県が世界に誇る俳人です!

なあんて! 
マダム・エスカルゴーは、山口県出身なのでちょっと宣伝させてもらいます!(^^)!

他にも、金子みすゞ、中原中也、宇野千代、林芙美子、吉屋信子などの文人を生み出した県です!

ずっと人口が減少していて、1,486,238人(平成18年6月1日)大丈夫なのだろうかと心配になったりしているマダム・エスカルゴー!

そう、わたしも人口減少の原因です(+_+)
すまんちゃねぇ、山口のみなさま(^^ゞ南仏で元気にやっちょるから。。許して!(^^♪山口の宣伝もしちょるし!このブログで(笑)

平成18年って2006年のことでええそ?ホホホ、日本を離れて7年近くも経つとわからんちゃー!

別名、南仏 浦島花子です(笑)。

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本題、種田山頭火のこと行きます。

マダム・エスカルゴーは、俳句に興味を持つようになるまで、山頭火のことは、よく知りませんでした。酒飲みで、放浪して、型破りの俳句を作っていたひと!という記憶がかすかにあっただけ。実際の俳句を鑑賞したことは、なかったんです。なんか悲惨な人生だったような気がして、暗い!ということで、わたしの人生から排除(苦笑)。

このたび、俳句に恋しちゃったので、いきなり興味が湧いてきて、山頭火のことを調べ、山頭火の自由律俳句に少し触れました。

そして、いたく感動!!! 
山頭火の一生を読んだら、じーんと来て涙が出てきたほどです。

マダム・エスカルゴーも、年を取ったということでしょうか。
若い頃には、暗い!悲惨!ということで、目を向けなかった俳人の人生とその句を理解できるようになったということは。。


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種田山頭火の生涯です。

1882年12月3日(明治15年)-1940年10月11日(昭和15年)
享年57才。

明治・大正・昭和初期にかけての俳人。

自由律俳句のもっとも著名な俳人の一人。

曹洞宗の僧侶。本名・種田正一。


山口県防府市(ほうふ)大道(だいどう)の大地主の出身。

11歳の時、母が自殺。井戸に身を投げたそうです。

父は放蕩三昧(ほうとうざんまい)で妾宅(しょうたく)通いと、さんざんな子供時代を過ごす。

現在の山口県立山口高等学校から早稲田大学文学部に入学。

大学時代から酒に溺れる。神経衰弱のため中退。帰郷。

そのうちにこの父子二人はみるみる財産を食いつぶし、なんとか立て直そうと酒蔵を経営する。

1910年(明治43年)結婚し一児をもうける−28才。

1911年(明治44年)荻原井泉水の主宰する俳句雑誌『層雲』に寄稿。

1913年(大正2年)井泉水の門下となる。

1916年には、『層雲』の選者に参加。

2年続けて酒を腐らせたことがきっかけで、1916年とうとう破産し、一家は離散した−34才。

妻子を連れ熊本市に移住。

古本屋を営むがうまくいかず、1920年(大正9年)離婚-38才。


妻子を捨てて東京へ出奔。

その後、弟と父親は自殺。


1923年(大正12年)関東大震災に遭い、熊本の元妻のもとへ逃げ帰る。

生活苦から自殺未遂をおこしたところを市内の報恩禅寺(千体佛)住職・望月義庵に助けられ寺男となる。

1925年(大正14年)得度し「耕畝」と名乗る−43才。

しかし、それも長くは続かず、1926年(大正15年)妻にも一人息子(健)にも何も言わぬまま、44才で当てのない托鉢行脚の旅に出てしまう。


雲水姿で西日本を中心に旅し句作を行う。

1932年(昭和7年)郷里山口の小郡町(おごおりちょう)(現・山口市小郡矢足)に「其中庵(ごちゅうあん)」を結庵−50才。

その後、湯田の風来居と移り住む。


1939年(昭和14年)松山市に移住し「一草庵」を結庵−57才。


翌年、1940年この庵で生涯を閉じた。

本人の希望通りのポックリ往生だった。享年57。

その亡骸は郷里防府の護国寺裏共同墓地に葬られた。


托鉢僧のなりはしているものの、ときどき羽目を外して、ただ酒を飲むは芸者と騒ぐわで、俳句仲間に多大な迷惑をかけた。

それなのになぜか多くの人に好かれ、しかもその中で珠玉の俳句を残した。

彼の俳句は自由律に属し、季語や字数にとらわれない特徴がある。

「無駄に無駄を重ねたやうな一生だつた、それに酒を注いで、そこから句が生まれたやうな一生だつた」

by 種田山頭火

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種田山頭火の句 − マダム・エスカルゴーお気に入り


雨だれの音も年とつた


鴉啼いてわたしも一人 (からすないてわたしもひとり)


まつすぐな道でさみしい


また見ることもない山が遠ざかる


濁れる水の流れつつ澄む (にごれるみずのながれつつすむ)


涸れきった川をわたる


日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ


酔ふてこおろぎと寝てゐたよ


山のしづけさは白い花


落葉ふる奥ふかく御仏を観る





俳句知り故郷身近になる秋ぞ

by マダム・エスカルゴー



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2006年10月27日

マルセイユ 詩の心 旅の心

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マルセイユの海

マルセイユで


泳ぐひとあり


秋麗(あきうらら)





泳ぐ君(きみ)


ひとり眺める


秋の海



マダム・エスカルゴー



これは、先日、お誕生日祝いに行った波打ち際にあるレストランの窓から、すぐ近くを泳いでいるひとがいたので写真におさめて、
「マルセイユでお食事♪」に料理と一緒にブログに掲載。
 ↑↑↑
このマルセイユの海で泳ぐ男性の写真はこちら。かなり下のほうにあります。

ゆうべ、句が思い浮かんだ、というわけ。


「フランスで俳句に目覚めたわけ」で紹介した
高橋信之氏がとても深いことを言っておられるので、ここに記します。

「現代人は、芭蕉や山頭火のように、現実の旅に出るのではなく、日常生活を確実に生きながら旅の心(詩の心)を持つことが大切ですね。詩の心を高く持ちながら、平凡な日常生活を確実に生きることです。」


人生哲学ですね。。

さすが、愛媛大学名誉教授になられた方のお言葉!重みがあります(^^)


「平凡な日常生活を確実に生きることです」

なんか、ずしりと来たマダム・エスカルゴー(・・?

特に、この「確実に」
というところ!

襟(えり)を思わず正してしまいました(^^ゞ


で、なぜか、ゴミ箱をきれいに洗ってすっきりしたマダム・エスカルゴーです(爆)


手抜き主婦 お掃除励む 秋うらら

お粗末さまでした(*^_^*)


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2006年10月24日

フランスで俳句に目覚めたわけ

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南仏に住んで、俳句に目覚めてしまった変わり者マダム・エスカルゴー!

それはどうして?

それは、今年の夏が暑すぎたからじゃい!

それで、頭がいかれて、脳みその回路が誤作動・・

いつもと違うところにつながったからです!(笑)



ジョーダン!

実は、セミの鳴き声のせい!

南仏には、他のヨーロッパ地域にはいないセミが生息。

おまけにうちのそばに松林があって、そこに夏には、いっぱいセミがいた!

ミーンミーンとうるさいことといったら。。夜中の1時とかになっても鳴いておりましたぞ!真っ暗な中、求愛のソプラノ!

でも、あんな夜中に大声出していたセミ男は、
もしかして、セミ女があらーん、
「アンタいい男じゃねぇ!」

と1匹も寄ってこなかったかわいそうな(+_+)ヤツなのかも?

それであせって、夜中まで鳴いておったとか(~o~)


そのセミを題材に「セミの恋!」というブログを書いていたとき、
ふと、松尾芭蕉の名句を思い出したのです。確か、高校の国語の時間にやったのです(^^)

古池や蛙飛びこむ水の音
(ふるいけやかわずとびこむみずのおと)


あっ、ちがった、ちがった、「かわず」じゃなくて、セミでした。

閑さや岩にしみ入蝉の声
(しずかさやいわにしみいるせみのこえ)


これです!

芭蕉は、セミがミンミンと激しく鳴いているのに、「しずかさや」と言っています。
ここに、芭蕉の深い透徹した心境を見ることができます。

まさにこの時、芭蕉は、禅の境地にいたようにも感じられます。

禅の悟りの境地です。

この芭蕉の境地、この名句からあなたに迫って来ませんか。

こんなに短い17字の句の中で、これだけの深さを表現している。

もちろん、松尾芭蕉だから、これだけの句をつくることができたのですが、この俳句のすごさ、深さ、広がり、境地。。あまりにも感動!

暑かったので、頭もヒートして感動しやすかったのかも(笑)

松尾芭蕉って1600年代のひと。

1644年生まれ、1694年没。

フランスでは、太陽王ルイ14世が1643年に在位。

イギリスでは、清教徒革命が1642年に起こり1660年に王政復古(スチュアート朝)

その300年余り前に詠んだ芭蕉の句が南仏在住のマダム・エスカルゴーの心に感動を!!!

そして、なにげに、川柳のつもりで、松尾芭蕉にまねて、わたしも句を作ってみたのです。

南仏や赤松揺らす蝉の声
(なんふつやあかまつゆらすせみのこえ)


まったく芭蕉のような深み、すごみはありません(笑)

南仏のセミのパワーは出てますよね。。なんて!

だけど、勝手に自己満足!

生まれつき、おめでたいひとなので(爆)
 ↑
母いわく

なんでもいい風に解釈!

「いや〜ん、われながら、すごいわん」
なんて、悦に入っちゃって(^^ゞホホホ!


その後、インターネットで、俳句のサイトを色々見つけて、眺めるうちに、季語のうつくしさにうっとり!

読むのではなく、眺めたのです。。なにせ、情報量がすごいので、頭がついて行かず、ただボーと眺めておりました。。キャー(^_-)

そういえば、わたしは、実は、国語が一番得意で好きだった!ということを思い出しました。

なんだか、うれしくなっちゃって。。

日本語の美しさと言葉の芸術、文学の真髄に触れたように感じました。

最近は、フランス語に染まりつつある秋の日!
なので日本語忘れそー!


ジョーク! 


母国語なんで、忘れんワイ!(^^)!


数日前、母から電話で、母の従兄が、山口市のカルチャーセンターで、俳句の講師をしていると聞きびっくり!伯父さま、ぜひご指導を!

おまけに、母も若い頃には、俳句を作っていたんだそう!

へぇー、これって血筋なんですかね!とちょっと思ったわたし。。

でもでも、父方の祖母は、短歌を詠んでいたのです。
それも、ちゃんと短冊に筆でさらさらっと墨書きまでして。。

母とも話したんだけど、短歌より俳句が好きだということで、母もわたしも意見が一致!というか、好みが一致でした。

理由は、短い中にすべての要素−心境、視覚、聴覚、味覚などが凝縮されている。。などなど

こういう、好みの一致は、母とわたしとの間では、とても珍しいこと。
なにせ、われわれ二人は、色々とことごとく食い違っておりますので・・(笑)

ところで高橋信之氏という方がいます。
愛媛大学名誉教授で、NPO法人水煙ネットという俳句のネットを主宰している方です。

この高橋信之氏によれば「俳句は短歌の発展したもの」ということです。
なるほどー、とうなづいたわたしです(^_-)


それで、さらに驚いたことには、わたしの生まれ故郷、山口県には、ものすごく有名な俳人がいるんです。

その話は次回・・・


秋空に

雲駆け小鳥

身をすぼむ



 ↑↑ 本日(月)の南仏の空もようでした。

マダム・エスカルゴー

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posted by マダム・エスカルゴ at 00:24 | パリ ☁ | 南仏俳句 短歌 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

コスモスの花畑

コスモスや 

風にゆらゆら 

はしゃいでる



マダム・エスカルゴー

猫組さんの撮られた見事なコスモスの花畑を観て、詠んだ句。

猫組さんとは、猫つながりです♪ 
うちの愛ちゃんのお誕生日の記事をトラックバックさせてもらったのが縁です(^^♪


秋桜と漢字では書くんですよね。

キク科の植物です。

原産地はメキシコの高原地帯。
18世紀末にスペインマドリードの植物園に送られ、
コスモスと名づけられたそうです。
日本には明治20年頃に渡来したとか。

こちら南仏のご近所でもコスモスらしき姿を
見かけましたが、まだ花開いてません。

花言葉は「少女の純真」なんですって!

なんかうなづけますね。

チョコレートコスモス Cosmos atrosanguineusという
コスモスがあるそうです。

なんと、チョコレートの香がするそうです。
日本へは、大正時代に入って来たそうです。

大正時代のひとでチョコレートの香を知っていたひとは、
・・・いたのかな???

Cosmos-atrosanguineus1.jpgチョコレートコスモス

チョコレートの香が漂って来たら、チョコレートが食べたくなっちゃうかも。

それとも、チョコレートの香で、チョコレートを食べた気になっちゃうか!

チョコレート・コスモスの花畑ってすごい匂いでしょうね(笑)

気分がハイ!になることまちがいなしです(^_-)

チョコレートって気分を高揚させる作用があるそうです。


宮崎県に300万本のコスモスが咲き乱れている西都原(さいとばる)というところがあるそうです。

西都原のコスモスは最も可憐な赤・白・ピンク三色のコスモスだけだそうです。

ここは、西都原古墳群(さいとばる古墳群)としても有名なんですね。

行かれたことがある方、いらっしゃいますか。

日本にもたくさん、いいところ、歴史的が深い場所がありますね。

ゆらゆらと

コスモスはしゃぐ 

子らの声



マダム・エスカルゴー

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posted by マダム・エスカルゴ at 05:46 | パリ ☁ | 南仏俳句 短歌 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月11日

恋捨てて!

eglise.JPG南仏の教会


恋すてゝ妻にかへりし人の秋


宮野小提灯(みやのこちょうちん)



最近、俳句に目覚めてしまったマダム・エスカルゴーです。

日本じゃなくて、外国暮らしをしていて、俳句に目覚めるというのも変ですが。。(~o~)

この句をインターネットで見つけて、感動!

深いです。なんか、じーんとしちゃった。。(*^_^*)

この凝縮された五七五の中に、大きく、深〜い世界が広がっているところがすごいです。

上の俳句、別に自分のことをダブって見ているわけではありません(笑)。
人妻の恋!というヤツは、まだしていませんよ(^_-)
オーランド・ブルーム狂いはありますが(爆)


「俳句(はいく)とは、和歌、俳諧など日本の詩歌の伝統をひきついで成立した日本独特の短い詩である。

五七五の音数による言葉の調べ(韻律)「季語」と「切れ」によって、短い詩でありながら心のなかの場景(心象)を大きくひろげることができる特徴を持っている。

もともとは俳諧の発句からはじまり、江戸末期の月並俳句を批判した正岡子規の俳句近代化以後は、発句が俳句として自立した。」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


この「季語」がいいです!

美しく、深く、味わいのある日本のことば。


例えば、9月の季語:

花野(はなの)

「花」は、春の季語で桜を指し、「花野」というのは、秋を指す。秋晴のもとに咲き乱れる千草の野のことだそう。


稲妻(いなづま)

稲妻は、稲の夫(つま)の意で、「いなつるび」とも言われる。

雷のぴかっとした光が稲を照らし出すたび、稲が穂をはらむと昔は、信じられていたので、こう呼ばれるようになったとか(^.^)


柳散る(やなぎちる)

柳は、他の落葉樹よりも早くに散りはじめるので、秋を知らせるしるしの一つとなっている。


俳句の特徴

「1.五・七・五の韻律で詠まれる定形詩である。
 2.たいてい季語が入る。
 3.一か所、必ず「切れ」がある。
 4.余韻を残す。 」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


宮野小提灯というひとは、1895(明治28)年、盛岡生まれ。1974年逝去。

「小提灯」の俳号は、“俳壇(はいだん)の提灯持ち、俳句のお先棒というような(中略)少なくとも俳壇の路を弱いながらも照らしたい”
という気持ちからつけたと語っている。

小提灯の句風は、郷土色が豊かで、時には大胆な俗語を取り入れる
ユーモアがあると言われている。

また故郷盛岡に住みつづけ、岩手俳壇(はいだん)の重鎮として多くの後進を指導した。



恋すてゝ妻にかへりし人の秋


宮野小提灯(みやのこちょうちん)


この句の解釈は、ここでしないほうがいいですね。
みなさん、それぞれお好きなように、味わってみてください。


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posted by マダム・エスカルゴ at 09:23 | パリ | 南仏俳句 短歌 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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