2009年11月22日

フランスはサントロペで生まれた

アタシ、フランス猫のトロペちゃん。2005年5月5日、日本のこどもの日生まれの女の子ニャン子だよ。よろしくニャン。

生まれが南仏コートダジュールのサントロペ(St.Tropez)という町だったので、ママが「トロペ」ってつけてくれたの。聖人の名前だし。

フランス猫トロペ

でもね、本当の名前は、ファナ(FANA)だった。生後5ヶ月でママが飼い主からアタシを引き取った時、変な名前だからって改名してくれたの。ママはね、ファナってファナティック(狂信的)のファナみたいで気持ち悪いから、幸福がたくさん来るようにいい名前にしようって、数秘学とかいうのを使って色々考えてつけてくれたんだよー。

ファナ(FANA)ってアタシを名付けた元飼い主は、ファビウス(Fabius)とナディヤ(Nadiya)。ファビウスはイタリア(シチリア)系ベルギー人、ナディアは両親がアルジェリア生まれのフランス人。2人はママのアパルトマンの隣の住人だった。

ファビウスがアタシをもらった時、ナディヤと自分の名前の初めの文字を2文字づつ取って、アタシをファナ(FANA)って名付けてくれたんだけど。。2人ともアタシのことはあまりかまってくれなかったよ。本当は猫なんか欲しくなかったのに、ファビウスの友達から無理やりアタシを押し付けられたみたいだった。だから、ご飯も食べさせてもらえなくて、アタシはお腹がいつもペコペコ。食べ物を探して近所をウロウロしていた。

ファビウスとナディヤのアパルトマンに連れて行かれたのは、アタシがまだ生まれて4週間経った頃だった。アタシといっしょに生まれた男の子猫たち2匹はすぐにもらい手がついたんだって。だけどアタシは女の子なんで売れ残り。。みんなアタシが子猫を産んだりした時のことやら、避妊手術のことやら考えるともらいたくなかったんだね。

生後4週間ってまだ乳飲み子の赤ちゃん猫なんだよ。イギリスでは、子猫は生後8週間経つまで母猫から引き離してはいけないって法律があるんだって。ここはフランス。そんな法律ないんだね。だからアタシは8週間の半分、4週間で産みのお母さん猫から引き離された。おまけに食べ物ももらえなくて、いつもひもじかったよ。

でも、幸運なことに、ファビウスのアパルトマンのまん前の家にも猫がいて、そこに行けばいつも何かありつけた。そこには女の子が2人とお母さんが住んでいて、ナディヤと仲良しだったのでいつも可愛がってくれたよ。

でもある日、まん前の家の人もいなくて、あまりにもお腹が空いていた時、いい匂いがしたんで、そっちに行ってみたんだ。そしたらね、いつもは閉まっているドアが少し開いていて、匂いがそこから来ているってわかったの。

それでもうお腹ぺこぺこだったから、匂い目指して一目散に走って行った。それは、隣のアパルトマン。もうお腹ペコペコでいつも満足に食べていなかったから、アタシは自分ではちゃんと走っているつもりだったけど、フラフラ走っていた。(ママが後でアタシに話してくれたの。トロペちゃんが初めてうちに来た時は、やせてガリガリで足元がふらふら。大丈夫かしらこの子猫ちゃんは。。って心配したんだって。)

そしたら、そこには、今まで食べたこともない美味しいものがあったの。アタシはもうがつがつ何も考えないで食べちゃった。食べ終わって、ふっと家の中を見たら、知らない女の人と、大きな猫がアタシのことをびっくりした目で見ていた。アタシはお腹がパンパンに膨れて苦しかったけど、すごく満足。恐かったので、大急ぎで走って外に出た。

次の日、昨日と同じ時間帯にお腹がぺこぺこになってまた隣のアパルトマンに行ってみることにした。するとまたドアが少し開いていた。それでそっと入って行くと、またまたたくさん食べ物があったの。女の人と猫がアタシを見ていたけど、動かなかったので、アタシは大急ぎで走って行って、またガツガツ食べちゃった。

そしたらなんだか眠くなって。。女の人がアタシを胸に抱き寄せて撫でててくれた。女の人の心臓がどくどくいって、ママのこと思い出して安心しちゃった。女の人は優しくて、ベッドに横になって、アタシを心臓の上に置いてくれたの。それでアタシは女の人がちっとも恐くなかった。すっかり安心しちゃった。すぐにまぶたが重くなって、ぐっすり眠っちゃった。

目が覚めたらとっても元気になった。大きな猫にちょっかいを出したら、うるさそうにされたけど、アタシのお尻をきれいになめてくれた。アタシのお尻って、アタシが小さいので自分でお尻をなめるのはむずかしいの。普通はお母さん猫がしてくれるんだけどね。。アタシは猫ママから引き離されちゃったから。。いつも汚かったの。だから、大きい猫がアタシのお尻をなめてくれた時はうれしかった。ママみたいだと思って甘えようとしたら、嫌がられた。ちょっと冷たいな、と思った。でも女の人は優しかったよ。

こうして、アタシは毎日この家に来るようになったの。朝来て、ご飯食べて外に遊び行って。。南仏の暑い夏がすでに始まっていて、外には虫やらトカゲやらたくさんいて最高に楽しかった。
posted by マダム・エスカルゴ at 02:44 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | フランスで動物愛  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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